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关于此作
棘のように、消せない罪と悲しみを俺の心に刺した、あの夏の出来事から… 今日で丸一年が経ち、俺は草葉学園三年生になっていた。 ずるい俺は、この一年…心の痛みから逃れる為に仲間達と距離を置き、 自ら考えた処世術…心のアンテナの感度を曖昧にすることで、痛みを感じない自分を作ってきた。 生きる為には、それが一番良い方法だと思えたんだ。 だが、俺は気づいてしまった。 いつの間にか…アンテナの伸ばし方が、わからなくなっている自分に。 何を見ても、何をしても、誰といても“つまらない”と感じている自分に。 心が錆びついてしまっている自分が一番つまらなく思えた。 気づくと…生きるのが辛くなった。 今朝…手紙が届いた。 封を開けると…俺の心は、生きているように震えた。 そして“あいつ”に…感謝していた。 ただ、一つの出来事の終焉は…新たな出来事の始まり。 蟻を踏んだような小さなきっかけでも、何が起こるかわからない。 心を焦がす、出来事の始まりなのか? それとも…再び、心を凍てつかせる出来事なのか? それらはゴールに辿り着かないと見えないが… 人は必ず、起点と終点を…生きている限り行き来する。 Codaのように。
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