山に囲まれた田舎町。高校生の笹埜美駒(ささのみこま)にとって、山は唯一の居場所だった。祖父が死んで遺した、あの山が。ある日、素性の知れない仮面の男が山に出入りしていることに気づく。静かだったはずの山が、ざわめき始める。或る山に渦巻く愛憎の物語、開幕――。
第 1 / 2 卷
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