关于本卷
<内容> 家庭の事情で1歳から9歳までを児童養護施設で暮らした著者の自伝的コミック。 施設での毎日の暮らしを、子どもの目線で鮮やかに描き出す。 「シロとクロ」 いつの間にか施設に住み着いた二匹の犬。 学校にも一緒に行くさりたちの優しい仲間。 ところが大人たちにはそう見えなかったらしく──。 「かわいそバトル」 同級生の竹内君に唐突に可哀想がられるさり。 「施設に住んでいてかわいそうだね」。 わたしたち、可哀想なの──? 「警察へ行こう! 」 ある日道端でお金を拾ったさりたち。 「警察に届けよう! 」勇気を出してみんなで行った はじめての警察でさりたちは──? 「優しい鎖」 一緒に施設にやってきた真鍋姉妹。 妹のみきちゃんはお姉ちゃんのゆりちゃんと 一時も離れることができない。 そんなある時ふたりの関係に変化が──。 「るるちゃん」 施設にはいつも嘘をつく子、るるちゃんがいた。 さりたちは何度も何度も騙される。 るるちゃんはどうしてそんな嘘をつくんだろう。 「花の髪飾り」 白浜先生のポケットには花の飾りのヘアピンが入っている。 それは特別な日のための先生の想いがこもったプレゼント。 「シスター」 さりたちのことは何でもお見通しのシスター。 きびしくて優しさにあふれたシスターの 子どもたちへの想いが垣間見えた瞬間──。 解説とコラム:長瀬正子(佛教大学社会福祉学部講師) <帯より> わたしがいただいたのは白黒の原稿です。 でも、すべてのページがフルカラーで目に飛び込んできます。 小さい『さり』の心の声や心臓の音、目に映るすべての景色が 『さり』ではないのに、まるで一緒に体験しているような気がする! 読み終わって気がつくと、机がびしょびしょになるくらい泣いていました。 でもそれは悲しいとか可哀想とかじゃなく、 たぶん子どもだったことがある人なら誰でも持つ 色んな「名前のない気持ち」が、 丁寧に丁寧にリボンをかけてしまってあって…… それを一つずつ取り出して眺めるような、 暖かく懐かしい気持ちがする宝石箱のようなお話だから なのかも知れません。 (春名風花・はるかぜちゃん)
