关于本卷
黄金バットといえば古く紙芝居の時代から様々な作品が発表されたパブリックドメイン的な存在。作品によってその設定や筋書きなど様々。ナカムラマンガシリーズにおける井上版黄金バットは天王星から飛来した正義の使者となっています。全部で3集が発行されており、第1・2集では地中奥深くに埋蔵される「偉大なる金属」をほりだす機能を有する削岩機、「アトムNS」を巡ってそれを狙う秘密結社ルール団・宿敵海王仮面とそれを阻止せんとする黄金バットの戦いが描かれます。赤井さそり氏や高井研一郎っぽい高井研なるキャラクター等、井上キャラ勢ぞろいの大活劇。若干内容や伏線の回収に勢いに任せすぎな感が在り、また周囲のキャラのインパクトや活躍が強く主人公黄金バット影が薄いところが気になりますが、テンポ良く進む物語は読者を飽きさせません。後半、洋上で悪漢と刑事が対決する場面ではその場にあった大きな銛で相手を串刺しにするという、「東京秘密結社」にてその惨酷にすぎる描写によって物議をかもしたというシーンに酷似する構図・展開が存在。結末は人死にの出ないソフトなものに差し変わっていますが、抗議を受けたシーンを殊更に反復、使用したとすると、筆者井上の中々に尖がった気概が感じられる所です。“中村書店”
