第 3 卷·2020年2月12日·192 页·JPY 693
少女の手には、インスタントカメラが握られている。 彼女はおもむろに僕とのツーショット写真を撮り、 「現像するまでどんなのが出来上がるか分からないって、ドキドキしますね」 と言った。 それから静かに、「宝物のタイムカプセルみたい」と付け加えた。 とても幸せで、優しい時間が流れた。 僕と彼女は、出来過ぎなくらい完璧な世界にいた。 ただ一点、彼女が、娘の友達だということ以外は――。 大切な思い出が増えていく。増えていって、しまう。
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